生成AI時代、組織や経営を
どのように適合させてみるか?
- ソフトウェアエンジニア
- アジャイル開発推進
- 新規プロダクト開発・プロダクトマネジメント
- 生成AI開発・導入支援
- AIカタリスト ←new!
- 株式会社レッドジャーニー
- SWise株式会社 外部顧問 / Pluslab株式会社 外部顧問
- 筑波大学 非常勤講師
- ITかあちゃんず(ご近所課題解決ITユニット)
- NRIアルムナイ(ex-NRI) 委員
- 日本XPユーザグループ スタッフ
- BIT VALLEY -INSIDE- ファウンダー
- 保険xアジャイルコミュニティ「.insurance」 オーガナイザー
- Agile Tour Yokohama 実行委員
プロジェクトマネジメント、プロダクトマネジメントを中心として、組織開発、組織変革、プロダクト開発、採用、研修、制度設計、ガバナンス整備などを得意とするマルチタレントバーチャルアジャイラー
本題に入る前に
前回までの
おさらい
開発ライフサイクルは、生成AIで加速していく
要求定義からリリースまで、あらゆる工程にAIが入り、人と協働する。
開発を速くするだけでは「何をつくるべきか」が詰まる
開発ライフサイクルの外周に、
プロダクトマネジメント・仮説検証のサイクルを作る。
そのサイクルも、生成AIで加速させる。
「速くなったからこそ、次の遅さが見える」
開発は速くなった。仮説検証も速くした。
では次は、
どこが詰まるのか?
今日の結論
AIで開発は速くなる。
しかし会社全体は、最も遅い
意思決定・学習ループの速度でしか進まない。
開発だけでなく、
仮説検証・事業運営・経営判断までを
“カイテン”で接続する。
2つのサイクルは、似た構造をしている
共通する5つの要素 ── “カイテン”
- 1目的を立てること
- 2実行計画と評価計画を立てること
- 3計画を実行すること
- 4実行結果を評価すること
- 51〜4を螺旋的に回転させること
開発の場合
各工程を、カイテンの5要素に当てはめると ──
プロダクトマネジメント・仮説検証の場合
各工程を、カイテンの5要素に当てはめると ──
フィードバックループという骨格は同じ
5要素のカイテンを作り、機能させればいい。
これにより ──
に、適応的に近づいていく。
そう。これは、アジャイルがずっと教えてくれていたこと
大切なことは、アジャイルが教えてくれた
生成AIで開発を加速させ、「なぜ速くできるのか」を考えると、カイテンが見えてきた。
そのカイテンは、アジャイルが元々大事にしていた考え方だった。
アジャイルの本質は、「より良い」に近づき続けるためのカイテン構造
カイテンの原理は、アジャイルが教えてくれていた。
開発は速くなった。仮説検証も速くした。
では次は、
どこが詰まるのか?
次に詰まるのは、会社・組織の層
なにを達成するか
目標設定
人と金をどう配るか
資源配分
組織として何を学ぶか
育成・教育計画
ここと個々の事業がつながっていないと、噛み合わず乖離や齟齬が生まれる
どのようにカイテンをかみ合わせるか?
「速くなったからこそ、次の遅さが見える」
なら、やることは決まっている。
つくる前に、仮説(前提)そのものを問い直す。
※ダブルループ学習とは、失敗したときに「やり方」だけでなく、その前提となる「考え方やルール」まで見直して改善する学び方です。
『ダブルループ学習とは?』 https://schoo.jp/biz/column/1133
事業・組織マネジメントのカイテン
目的の設計 → 目標の設計(KGI/KPI・OKR)
→ 事業展開の設計 → 月次・Q次の到達確認
内側の仮説検証カイテンを Watch しながら、
検査後の適応をしていく。
上がってきたFBを受けて、次の計画のアラインメントへ
経営マネジメントのカイテン
中計・戦略の設計 → 戦略の分割
→ 戦略に基づく各組織の活動
→ 定点観測 → 戦略の適応
ダブルループではなくマルチループになっていく
時系列で見るとこんな感じ
ボトルネックの移動と解消の連鎖
ループのカイテン速度は、
遅いループが全体の適応速度を制約する。
内側(開発)はAIでどんどん速くなる。
外側が回らなければ、次のボトルネックは確実にそこ。
解消すべきは
→ どうやって?
ところで…
私たちは毎日、
桁違いに速く回るカイテンを
眺めています
例: ループエンジニアリング ── これも同じ骨格
各工程を、カイテンの5要素に当てはめると ──
AI駆動開発は、なぜループが速く回るのか?
ゲートが検証できる
達成指標が明確にあり、判断できる
必要な行動・コンテキストが取得できる
判断に必要な情報が取得できる
番人がいる
判断やサイクルの機能性を検査して、暴走や不備を検知・修正できる人間がいる
事業や経営のレイヤーで実装するには?
これらに生成AIのコンテキスト把握・操作能力を使えば、これまでより効率的・効果的に検査・適応ができる
ループを速く回すには、観測可能である必要がある
全員が全部を見る必要はない。情報の氾濫は、むしろ逆効果。
pull 型で十分。便りがないのは、良い知らせ。
平常時
ダッシュボードで観測する。
OKR・KPIツリーなどの目標評価設計だけを見れば良いようにする異常時
生成AIに聞いて、一次情報まで掘れる。
業績データや議事録などの事業コンテキストを RAG(検索拡張生成)の知識源として整備しておき、「そのとき何が起きていたか」を生成AIで必要なときに取り出せるようにするまとめ ── 大事なことはAIが、アジャイルが教えてくれた
- 1原理は変わらない。“カイテン”が大事。── アジャイルが教えてくれていた。
- 2AIが変えるのは回転速度。── 学習と適応をもっと速くできる。
- 3速くなるほどボトルネックは外へ移る。── だから組織・経営までカイテンさせる。
これから強い会社は、会社全体のカイテンを設計し、
学習と意思決定をAIを使いながら速く回せる会社なのではないか。
ここからは
パネル
ディスカッション
市場からの反応・ユーザーがどう思っているかは
早くなっていかないのでは?どうするか?
カイテンというカタがあることと、
これを回していける能力があるかどうかは別。
能力向上をどうしていくべきか?
事業戦略を毎週コロコロ変えるのは
どうなの?
明日から僕らはなにをする?
“カイテン” ── この仕事は楽しいのか?
経営の常時Watchは、
マイクロマネジメントと何が違うのか?
“学習する組織”とAIの相性は
本当に良いのか?
AIによって組織知が蓄積・検索しやすくなる一方、人間自身が考えなくなる可能性もあり得る
一番最初にAI化すべき判断 or
一番最後までAI化すべきでない判断は?
ご参加
ありがとうございました!
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